TVアニメ「蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-」公式HP
ひとまず、アニメ版の感想です。
前知識は『ArkPerformance原作の海洋冒険物語で、製作はサンジゲン』程度でした。ArkPerformanceは作風がかなり好みだけど、『アルペジオ』単行本は手を出してなかったです。タイトルを聞いただけではどんな内容なのか、ピンとこなかったので…。
ちなみに、当初から巷で時々囁かれる「『アルペジオ』は艦これのパクリ」はデマと理解してました。『アルペジオ』の連載は『艦これ』始まる数年前から開始されてましたし、アニメ化の企画も『艦これ』スタートの二年前だったそうですから。
とはいうものの、「興味のきっかけは艦これ」であるのも確かで。何はともあれ、ゲームをより楽しむために観てみようと思ったのが動機です。
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で。実は。
1回目の印象は、実はかなーりびみょんでした…。
第一印象として、全体の『間』がちょっと悪いというか、状況をただ並べているだけじゃないかなーというか。戦闘も特に緊張も高揚もなく、戦闘後の上陰次官補との交渉も状況説明の域を超えたとは思えなく。
淡々と進んでいるから、よけいにそう思えたのかな。
それでも「つまらない」と言い切れない『何か』を感じたのも事実で。それが何か、具体的にうまく説明できないのですが。
推測するに、原作者への「この人たちの作品はおもしろいから」という信頼感と、「まだ一話だから」「艦これコラボだしなー」な自分への言い訳。そこへ「演出と間の取り方がうまく噛み合えば、おもしろくなるんじゃないかなー」的なものもあり。
軽い失望とちょっとした希望と予感がない交ぜになった、なんとなく複雑な、ふわふわした感想になりました。
それが、あんなに化けるとはねえ…w
ところで話題の『全編3DCG』ですが、初見では分かりませんでした(笑) 後から知って「あ、そうだったんだ」みたいな。
でも、そう言われてみれば確かに動きの不自然さはありましたね。「間のつなぎが悪い」等の感想の原因のひとつに、動きのぎこちなさが作用していたのかもしれません。
ただ、当初、イオナの無表情さやメンタルモデル達の有り様は「CGでの表現に合ってる」と考えていましたが、後になってスタッフ側の意図を理解し「『CG=表情が表現できない=だから非人間のメンタルモデルに合う』という先入観の強さに思い至ったり。『思い込み』を変えることの難しさと、スタッフの挑戦するハードルの高さを改めて実感することになったのですが、このころは本当に分からなかったなあと。
ともあれ、いろいろチグハグだったけど、捨てきれない『何か』を持ったアニメだなーってのが1話の感想でした。
切らなくてよかった!ww
★ブルーレイ
★原作コミック。アニメ1話〜2話に相当