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『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』
あ、エヴァは観た事あるけど、それほど深い思い入れはありません。そして『序』と『破』に騙された口です\(^o^)/


第一印象。
「まあ、面白かったですよ、それなりに盛り上がって」

でも、帰り際に聞こえた女の子達の「シンジにイライラした」に「それ、違くね?」とも。

もう一回観てもいいかなあ、とは思ったけど、冒頭6分35秒でも充分かなあ。







↓↓↓↓↓
「面白かったですよ」

…と言えるのは、たぶん、直前に『旧劇場版』を観たからですね。以前に観た事あるけどさっぱり分からず、で、今回改めて観たのですが。

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率直に言えば、「よくこれを映画館にかけられたなー」。

「おめでとう、おめでとう」を具現化したらこうまりました。絶対に折り合いのつけられない世界との断絶宣言をストレートにぶつけてきたなと。

だから新劇場版のエンターテイメントぶりに、「あ、監督、『現実』と折り合いをつけられる様になったのかな」と。その変貌に『おおう』と思い、「じゃああの概念的なラストにどう決着をつけるのかな」と観にいった訳ですが。


うん、『旧劇場版』より迷走してるよなあっはっは!w


あくまで『Q』は『シン』の前ふりであると踏まえ、あえて描写を省き、なおかつ次で語られるだろうとの前提を置いて。ついでに解析や解説はコアなファンの皆様に譲るとして。

これだけは拭えない、「大人達が無責任すぎね?」感。

そりゃ確かに、『破』で綾波を救うことを望んだシンジですが、でも、周囲の人々みんなして14年後の世界の責任を負わせるのは正直どうよ、と。

ミサトだって、あんなに煽ったじゃんよ、と。

それだけが突出して見えてしまったな。だから『Q』は、「子供に責任を押し付け、大人になれと責め立てる大人気ない大人達の話」に見えて仕方ないんですよね。


知人曰く。
「『エヴァQ』は、お話作りで、一番やってはいけない方法で作ってしまった。主人公(観客)に対して一切の説明が無い。説明をしようとしない。積極的な説明を破棄している。その上で主人公(と観客)を追い詰め、物語を進めている。それは、一番下手な方法なんだ」と。

意図的に説明を省き、観るものの想像に委ねるものとは逆の、観るものの心をも強制的に束縛するものですね。私はこれを『登場人物(もしくは観る者)を、物語の支配下に置く『手段』』だと解釈しています。

登場人物の『納得』の行動が、物語を切り開くことはなく、作り手の思惑に従わされた登場人物は枠を越えられず、それゆえ『物語』は矮小化・歪化してしまうのだと。「分からないけど突っ走るぜえ!」な主人公なら、それでもいいんだけど、シンジ君はそういうタイプじゃないしねえ。

映画内では、『説明しようとしたら、邪魔が入った』シチュもあったかもしれないが、それはシーンを挿入できる製作側の意図であり言い訳に過ぎず。シンジを孤立させ、その結果起きる過ちを成立させる手段にしかすぎない訳で。

だから、ラスト近くでシンジ君が『暴走』するのも、仕方ないよなー。

「一度は進めと許された結果、今度は自分が壊した世界の責任を取れと責め立てられ、その中、ただ一人救いの手を差し伸べたカヲル。彼の願いを叶えれば、自分も苦しみから逃れられる。だから、止める声も届かなかったんだなー」

とね。大人の都合に振り回されてるシンジ君に、心から同情。


例えば、TV版とも旧劇場版とも違う『エヴァ』の始まりとして、1話を踏襲(再会した父に、状況も分からずエヴァ搭乗を強要され、綾波の姿に乗ることを決める)するとしても、背負う世界が違いすぎるし。

そもそも、この、『説明なしに現状況に主人公を叩き込み、追い詰めて結果を出させる』、たぶん10年前なら受け入れられたんだろうけど、申し訳ないことに、『まどか☆マギカ』のQBの理に叶った追い詰め方を知った今、とても『古い(というか未熟な)演出』に見えてしまう訳で。もちろん、エヴァがまどマギの真似をする必要ないけど、『序』『破』であれだけ洗練された演出が出来たのに、ちょっとなーと思うのも正直なところ。


そういう意味で、エヴァQは、エヴァの旧作にも新作にもなりきれない、中途半端なものでした。『シン』完成まで延期した方が良かったのかもなあ。


既存キャラに対しては、特に蚊も無く不可もなく。カヲル君が思い切りシンジといちゃいちゃしてたのが、なんか幸せそうでw ゲンドウは通常運行なので問題なし。綾波は、今回は保留かな、うん。

あ、そうそう。アスカが『大人になってた』のは、Qで数少ない好きな点。エヴァに縋ってた時代を乗り越え、愛着を持ちつつも『道具として』使いこなす彼女は、とても頼もしかったですね。姫っぷりも愛嬌あるし、シンジに切れていいのは彼女だけ!w

…あそっか。「Qに華がないな」と思ったら、使途が小ぶり化してたのもあるかな。あの、正体不明な、だけど魅力に満ちた『敵』がいなくなったら、こんなにも寂しいものなんだねーと。

と、ここまで書いたけど、最終結論はとりあえず保留で。次回で『ちゃんと』終われたらいいね。

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| comments(2) | trackbacks(0) | by LINTS
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コメント
観てませんが、「何がQだよ!」のSSで大笑いしました。
きっとそういう映画なんだろうw
| たいまん | 2012/12/21 8:55 PM |
たいまんさん>
そうですそういう映画ですww
あれはギャグ映画なんですよ(真顔
| LINTS@管理人 | 2012/12/21 9:55 PM |
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