やっと三日目夜です。ためた分進めたかったのと、今夜は夜更かしできるのでw
しかしローズガーデンはすぐいっぱいになりますね(笑)。今夜の分で空きがあと2つです。どれかの文字をひとつにまとめてしまうのもいいのですが、まだ見当がつきません。
必要な文字は「調和」と「歴史」。しかしなかなか難航しそうです。トランプ次第で一気に決まるんですけどね。語り方面も中盤に入った感もあるので、じわじわゆっくり進めましょうか。
※これまでの展開
・キャラシート:[でたらめの海賊]ヴェイセル
・キャラメイク
・オープニング【ソロプレイ01】
・一日目 昼/夕【ソロプレイ02】
・一日目 夜[虫の知らせ⇒神託の魔法風景]【ソロプレイ03】
・一日目 夜[変異混成]【ソロプレイ04】
・二日目 朝〜夜【ソロプレイ05】
・三日目 朝[反発的存在との交流]【ソロプレイ06】
・ちょっとまとめ
・三日目 昼〜夕[反発的存在との交流]【ソロプレイ07】
・三日目 夜『語り』【ソロプレイ08】
↓↓↓
■三日目夜、語り続き
【語り】
俺は客間に戻ると、そのまま寝台にもぐりこんだ。
窓から差し込む月明かりで、部屋はほんのり薄青い。
寝静まった屋敷の外では、風が時折ごうと鳴る。
腹はほどよく満たされ、暖かく柔らかい寝具が眠気を誘う。
旅に疲れた身体ごと、意識はいずれ夢の中に溶けていくだろう。
そのわずかな待ち時間。俺はゴードンの話を繰り返し思い返していた。
金儲け。いい事じゃないか。
商売を広げたい。悪いことじゃない。
金儲けを即『汚いこと』と思うガキじみた純潔さは、いい感じに無くなっている。――俺もそこそこ苦労してんだなあ。思わず我が身を振り返って、苦笑した。
男なら、野心のひとつやふたつ持って何の悪いことがあろう。ゴードンが手広く商売をし、それで稼ぐなら、俺は何の文句もない。
――それが、全うな方法でなら、な。
あの、立て板に水なゴードンの口調。始終にこやかな会話。柔らかな物腰。夕飯時のゴードンだけを見るなら、別にどうってことはない。
しかし、あの村の四辻で、アミールを打ち据えた時のことがひっかかる。冷酷な目で見下し、表情を変えずに杖を振るったのだ。
寝返りをうち、目を閉じる。
どっちが本性なのだろうか――案外、どっちも本性なんだろうな。
彼の言葉の全てが嘘とは思えないが、全てが本当とも信じがたい。
俺の中の直感が、そう囁いている。
「――自分の目で確かめるのが一番ってことだな――」
めんどうくさいが、それしかない。
それが、一番の近道なのだろう。
何に至る近道?
真実って、やつだろうなあ……
■三日目 夜[変異混成]
・【言葉決め/二語連結】⇒[旅する衣]
・スペードK⇒右方遠くへセット
・変異混成
・一回目:[旅する衣]⇒[旅する][衣]
・二回目:[旅する]⇒[旅][する]
【語り】
そして俺は、夢を見る。
遥かかなた、緑の地平線。
地平線へ伸びる、一本の白い道。
白い道を行く、無数の旅人。
風が吹くたび、旅人のマントが、衣が、翻る。
どこへいくのかもしれず。
終着点があるのかも分からず。
旅人は、ただひたすら果てを目指す。
彼らとともにあるのは、己がまとう衣のみ。
無言で。彼らは往く――
――
――――
―――
そして俺は、その中庭に立っていた。
三度目ともなれば、慣れてくるものだ。
周囲の風景を眺める余裕も出てくる。
どこからともなく聞こえる、噴水の水音。
空は青く、どこかぼんやり霞がかっている。
薔薇の花香る庭。
とても広く感じるここで。
俺は、いつも通り、今見た[風景]を手元に手繰り寄せた。
ひとつに分け、二つに分け。
そこで、今日の仕事は終わり。
それぞれを、すぐ前と、右側の遠くと、はるか後方に置いて。
俺は、見渡す。
もう、そんなに風景を置けないなあ――
俺は惜しそうに呟いた。
【語り終わり】