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『ファイブスター物語』13巻


『菩薩メンタル養成マンガ』と個人的に呼んでる『ファイブスター物語』13巻の感想です。

前巻より9年経ての新刊行。単行本派な自分ですが、6月に出るって一瞬噂になって、でも公式に否定されてがっかりした時「なんだ自分、けっこう楽しみにしてんじゃん」と思ったよ(笑)。

で、初見でひとこと。

「うん、メカにそんな思い入れがなくて良かった」でした…!




↓↓↓↓↓
メカデザインがあんなに変わって、名称も変わったら、そりゃあファンとして怒るよねー。ナガノにはナガノの言い分があるのと同じように、ファンにはファンの反応はあって然り。

特に別冊やキッドまで手を出してたら、噴飯を通り越して悲しくなるでしょう。それだけの多額を投資して、こんなのを見せられれば石のひとつも投げたくなります。思い入れが深ければ、自分もきっとそうなります。

かくいう自分は、最初にも言ったとおりメカに思い入れはないのと、別冊方面の散在は必要最低限に抑えてたのでかろうじて助かってる方。『DESIGNS』1〜3だけ買って後はスルー(4は評判悪い上に高いので…)。リブートの5巻だけは欲しいなと思ってますけどね。




さて、メカデザインや名称は変わったけど、中身はいつものFSS、登場人物の名前やストーリーまで変わった訳じゃないので、それほど支障なかったです。

その「遠い未来、いずれ『御伽話』の登場人物となるだろう人々の、生死を賭けた今の記録」の物語ですが。13巻は『詩女』と呼ばれる存在を通し、いくつかのストーリーが弦のように連なり奏でられる短編集。

アシリア・セパレートをまとったオートマティック・フラワーズ(ファティマ)。ハイトとミースの出会い、アウクソーを巡るガーランド(ファティママイト)達の憂鬱。モラードが詩女から授かった『予言』。ちゃあとメヨーヨ皇帝の『会談』、マグダルの行方とランド候の『休暇』、そしてフィルモア元老院と、ダイ・グとクリスを巡る物語。

…まあね、やっぱりなんだかんだで、熱い!って思える『ツボ』を抑えるのがうまいんだよねえ。ランド候の休暇のエピソードなんて、ぐっとしてしまったし。

この巻はやっぱりフンフト様ですね。色仕掛け全開の詩女様は、いわゆる清廉潔白な巫女のイメージとは真逆の、駆け引きに長けた老獪な政治家。自国どころか他国の魑魅魍魎からミグノシアを守るなど、綺麗ごとだけでは勤まらない。

またフィルモアにもハスハにも国として、立場として思惑はある。保身に走り野心を燃やす者も多い。同国人だから味方である訳もなく、翻弄されるのはヘアードも同じ。むしろ試練の難さはマグダルの方が重い。

だからこそ、純粋な願いを掲げるダイ・グとクリスに、詩女達は未来を託し守ろうとする。そしてヘアードとミグノシアにはランド候と『あの二人』。

魔導大戦が収束に向かい、多くの伏線がまかれ人々の心情が織り成す綾は飽きが来ない。うん、やっぱりねえ、ナガノうまいんだよなあこういうの。ギャグが寒い時もあるけど。

あの表紙を手に取り、ページをめくった瞬間『10年近く前の、12巻を読んだ頃の自分の記憶』にふわっと戻った間隔は、やはり「このお話は面白いんだ」と認めざるを得ないなあと。


戦闘は次の巻にお預けかな。まあ、自分が生きてる間に完結するとは思ってないけど。せめて2.3年後には出して欲しいなあと思います!

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