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『純潔のマリア』2巻

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今回は限定版が入手できるかどうか怪しいとの噂があったので、本屋さんに予約しました。その甲斐あって無事に入手完了。


今回はミニ画集つき! こんなのが欲しかった!
石川さんで分厚いハードカバー画集出たら喜んで買うよ!
でも全部菌だったら、さすがに泣くよwww

画集の1ページ。ケータイ画像。
今回、『カラーページはコピックで描いてる』と知って、どんなけびっくりしたか!
私の持ってるコピックと違ううううう!



下記より本編感想です。ネタバレしてるので、ずずいとスクロール回してねん



…ええまあ、基本おばかさんな展開は変わりませんでしたとも! 全く自重してないあたりもすげえわw


■関連記事
・『純潔のマリア』2巻
・『純潔のマリア』3巻
・『純潔のマリア』Exhibition





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戦争嫌いのマリアが、強大な魔力で戦に干渉するするのは、女の子特有の感情的な感傷だと思っていた。ミカエルのようにただ静観することも、ビブのように現実を享受することもせず、自分の生命さえ賭けてなお、人間の戦争を止めさせようとするのか。

2巻では、魔女マリアの行動理由の原点を炙りだし、感化されていく天界の娘エゼキエルの迷いが浮き彫りにされる。


↑イングランドの魔女ビブ。2巻初登場。世間を良く知るある意味『賢い』魔女。

エゼキエルがマリアに問うシーンがある。

『あなた自身の願い…いえ、夢ってなんですか?
 世界の平和 人類の安寧…って訳ないですよね。
 一人の女の子として、何か望む事あったりしないんですか?』

その彼女に、マリアは明言する。

『私の気に入らないことがあちこちで起きようとして
 私にはそれを止めさせる力がある訳よね。
 そんな力を持っているのに、見て見ぬフリして、自分の幸せを考えたくない!』

ぶん殴られた気がした。
彼女は力の在りようをはっきり自覚し、
魔女としての信念を貫いているのだと。
同時に彼女は現実に対し深い絶望を抱き、
それでもなお、足掻いているのだと。

彼女の信念のきっかけになったエピソードが、この会話の前にある。



マリアが子供の頃、ある厳格なキリスト教徒の村はマリアの介入の一切を禁じ、黒死病で全滅した。
マリアには、黒死病を退ける力があった。
しかし、行使しなかった。
彼らにとっての『救い』なのか分からないから、と。

やがて彼女は後悔した。

力を持つ持たない関係なく、
『助けて』と差し伸べられた手に目を背けて
生きることは出来ない自分のことに気づいて。

彼女は後悔し――そして今のマリアが存在する。

もちろん、マリアの救える命はほんの一握り。
一巻でミカエルに諭されるまでもなく、彼女自身痛感している。


↑ジョゼフ。1話でマリアと出会い、好意を寄せている

そしてあの通信兵ジョセフが再び戦地へ戻ると知った時、マリアは泣きながら笑い、愚かしい人間を罵倒して。

そして先のセリフになるのだ。

マリアはエゼキエルにこうも言っている。

『魔物や魔法を使うでもなく
 神だの天使だのの威光を使うでもなく
 人の心を動かして戦争を止めることができるならば
 あたしだってそうしたいし、
 あなたが出来るならすがりたいぐらいよ』


それが出来れば、マリアはどんなに救われるだろう。
しかし現実はとことん冷酷で。
100年間も続く戦争のように泥沼の暗闇で。
ビブの喩えるように、助けたいと願った人間に裏切られるかもしれないのに。

マリアの選んだ道は、自分自身を救わないも同じなのだ。

それでも、彼女は、抗いたいと言う。
全ては神の望んだことであり、
自分もヤハウェの掌で遊んでいるだけなのだろう、それでも。

『バカで夢見がちな処女(アルテミス談)』だけど、
彼女は、そういう生き方を選んだ、信念の娘なのだ。

その信念――というにはあまりに幼いものは、
ミカエルの名代として遣わされたエゼキエルを、少しずつ変えていく。


↑大天使ミカエルとエゼキエル

マリアを庇おうと、雨の中矢を抜いてまわるエゼキエルの姿を、登場時に想像することができただろうか? マリアの願いが純粋で強いゆえ、天界との狭間で揺れる彼女が健気でならない。

そんな『力』を持つもの達ですら、人の心を変える術もなく。ゆえに、2巻最終話。全てのものを飲み込むような描写に、心震えずに入られない。『もやしもん』8巻のオクトーバーフェストでも感じたが、正直、画力のみで作者が何を伝えたいかが分かり、その全てを表現できる作家はいないんじゃないかと思える。石川雅之、恐るべし。


とまあ、クソ真面目に書いたんだけど、本編はいいかんじのユルいです。
アルテミスもプリアポスも相変わらず。エゼキエルという遊び相手(?)も手に入れていろいろパワーアップしとるしw

↑左:アルテミス、右:プリアポス…うん、こうしてみるとシリアスなんだけどね、うん。特にプリアポスの(性的に)残念なイケメンっぷりはね、うん。


↑こっちは使い魔姿。目が大きいのがプリアポス、細目がアルテミス。真ん中のハトはエゼキエル


歴史物で重いけど、息の抜き方が絶妙。続きが気になるー

*画像は『純潔のマリア』2巻からの引用であり、著作権は作者および出版社にあります。
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